#76: ランニング、だし、コーヒー

おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?

今日はまず皆さんにビッグ THANK YOU! なニュースから。アメリカのコーヒーニュースメディアSprudgeが毎年開催しているSprudgie Awardで、投票の結果、Standartが2021年 BEST COFFEE MAGAZINEに選ばれました! 投票してくださった方、そして日頃からStandartを応援してくれている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

YAY😃


マガジンカテゴリーだけではなく、その他でもノミネートされているのは素晴らしい方たちばかり。最新号に寄稿してくださったベン・ワーガフトさんやアシュリー・ロドリゲスさんがBest Coffee Writingにノミネート、「Meet Your Fermentation Designer」でお話をきいたルシア・ソリスさんはBest Coffee Podcastを受賞、Standart Japan 11号の「ボスでいるということ」に登場した石井 康雄さんのLeaves Coffee RoastersもNotable Roasterにノミネートされています。 お時間ある方はぜひチェックしてみてください。

今週は、この年明け早々のありがたいニュースで喜ぶのも束の間、新型コロナがまた広がっていることで今年も海外への移動が難しそうな現状を見て少し残念な気持ちになっていました。そんな中、京都と台湾でロースターとして活躍するGoodman Coffee Roastersさんが台湾の阿里山にあるコーヒー農園からインスタグラムでライブをしていて、元気をもらいました。農園の中からのライブは臨場感があり、晴天のもとで青々と茂った葉をつけたくましく育つコーヒーノキは見ていて気持ちのいいものでした。精製の様子や台湾の産地の今を見れるので、かなりの情報量ですよ! お時間ある方は覗いてみてください、おすすめです。ちなみに私も以前、阿里山の農園を訪問したことがあり、その時にフォロワーの皆さんからいただいた質問を農園で質問して回答をStoryにあげていました。こちらも良ければコーヒーブレイクの時にでもご覧ください

そして最後に、Standart Japan 17号のパートナーを務めてくれた、2016年に台湾で誕生してから世界中に高品質なキッチン・家庭用品を届けているANKOMN(アンコムン)のご協力のもと、Standart読者やフォロワーのみなさんにコーヒーの保管に最適なANKOMNの真空保管容器をプレゼントするキャンペーンを実施しています。参加方法は、こちらの投稿にコメントするだけ!ラッキーな当選者は4名。2022/1/20までのご応募を受け付けております。ご興味あるかたはご参加ください。

それでは良い週末を。

編集長 Toshi

 

 

 

This Week in Coffee 
世界のコーヒーニュース

コーヒーの似合う場所

ここ数年、密を避けやすい屋外でのアクティビティに注目が集まっています。Financial Timesによると、その流れを受けて元々個人スポーツであったランニングが、近年ランニングクラブを通じて「ソーシャルスポーツ」化しつつあるようです。リモートワークの定着とともに一部の国や地域ではレストランやジムの閉鎖が続く中、金曜の夜ではなく、週末の朝を社会交流の時間として過ごす習慣が育まれているというのは興味深い指摘です。

ランニングクラブでは何より楽しむことが尊重され、週末の早朝に指定のカフェに集合した後、参加者は自身のレベルに合ったグループに加わって街をランニングし、その後カフェに戻ってコーヒーや軽食を楽しむのが一般的なのだそう。またランニング中も雑談ができるペースで走る場合が多いことから、単なる運動の機会としてではなく、コミュニティの一員として他者との交流を楽しむ空間にこそ、世代を超えて人々を魅了する点があるようです。さらにランニングクラブの存在によって、日照時間が短い冬でも女性が安心して屋外で運動できるという点は、コミュニティのあり方として重要なのではないでしょうか。

コーヒーを目的にサイクリングを楽しむ「コーヒーライド」をはじめ、屋外スポーツを通じ社会交流を楽しむトレンドはこれからも勢いを増していくような気がします。そして改めて、人々が集まり、共に過ごす時間には、いつだってコーヒーがよく似合うなぁと感じさせられるばかりです。

 

その他の気になるニュース

▷ 米国初の労働組合を組織したスターバックス店舗の従業員らがストライキを実施。スタッフの新型コロナ感染を背景に、安全と人員確保の優先を訴えています。

▷ 毎年1月をヴィーガン月間とする「Veganuary」が今年も開催中。ホームページから参加登録すると、毎日ヴィーガンレシピの載ったメールが配信されるほか、Facebookグループに参加できます。

▷ CoEとACEがグラインダーメーカーComandanteとの提携を発表。今後ACEの公式ビーントレイやCoEとのコラボグラインダーの販売に加え、国際品評会上位3位へのトロフィーグラインダーの贈呈が予定されています。

▷ 新型コロナの感染拡大を受け、イタリアでは公共交通機関やコーヒーショップの利用時にもワクチン接種証明・治癒証明の提示が必要に。これによって、離島に住むワクチン未接種者がフェリーを利用できず、本島への移動が実質的に禁じられています。

▷ キッコーマンがドリップバッグで抽出する和だし飲料「Yahaku Drip」の購入希望者をMakuakeで募集中。コーヒー同様、手元で「だし」を抽出することで、魚節本来の香りも楽しめるのだとか。コーヒーとのドリップ間違いにはご注意を。

 

What We're Drinking
今週のコーヒー

 

sieca

sieca (シエカ) は『暮らしに温かなひと時を。』をコンセプトに、日常に添う本と、生産背景を大切にしたコーヒーを届ける小さなお店です。

生産者:Antonio Colom

農園:Finca Corral Viejo

生産地域:グアテマラ グアテマラ県パレンシア(地図

品種:マラカトゥーラ

精製方法:フリーウォッシュト

テイスティングノート:焼きりんご、チェリー、アーモンド、蜂蜜、ハーブ、ラウンドボディ

編集長のコメント:

意外にも、The Weekend Brew初登場のグアテマラ産のコーヒー。しかもマラカトゥーラ種という、マラゴジッペとカトゥーラの交配種で、これまでおそらく飲んだことがない品種でした。豆を挽いた直後はちょっとガラムマサラっぽい香り。一口すすると、じんわり広がる甘さ。適度な酸味と甘さの加減がちょうどよく、干し梅を思い出しました。素朴な味わいがたまらなく好みで、後味はマカデミアナッツやアーモンドのようなほっこりとしたナッツ感を感じます。柔らかく口内を撫でるようなとろりとした質感も特徴的です。V60でも淹れて少し温度を落としてからも飲んでみると、「あれ、あの子普段あんな感じだったっけ?」と顔見知りを街のパーティで見かけたときのドキッとするような感覚で、温かい温度帯では感じ取れなかったジューシーな甘さとライムやレモンピールのような爽やかさにグッときました。2杯3杯とついつい飲んじゃうコーヒーでした。


Artists in Residence
Standartを彩るアーティストたち

アーティスト: 

ローラ・デュプレ ウェブサイトInstagramTwitter

プロフィール:

グラスゴーを拠点とするコラージュアーティスト兼イラストレーター。ビジュアルコミュニケーション、アニマルポートレート、ファッションなど、自身の幅広い興味分野を探求しながら、TIME Magazine、Nike Basketballをはじめ大手メディア・ブランドをクライアントに活動中。

最新の掲載記事:

Standart Japan 第16号『猫カフェは「カフェ」なのか』

Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート

『Rough and Beautiful Place』Mydreamfever

これまでParannoul(파란노을)としてシューゲイザー/ロックな楽曲を発表していた韓国の覆面アーティストが、今年の元旦に突如Mydreamfever名義でリリースしたアンビエントアルバム。透き通るようなピアノやストリングスの音色が、ここ2年ほどの鬱々とした空気を60分間だけ忘れさせてくれます。Parannoulのセカンドアルバム『To See the Next Part of the Dream』では一曲目に映画『リリイ・シュシュのすべて』のセリフがサンプリングされており、日本とのつながりを匂わせる印象もあってか、本アルバムの冒頭を飾る「Sprout」のバックに流れる蝉の鳴き声からは日本の原風景が想起されます。どんな時間帯に聴いても心が安まるメディテーティブ・ミュージック。 



Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ 

 

八児 美也子

福岡県北九州市と東京で11年会社員生活を送った後、北九州にてマルハチ珈琲焙煎舎を開業。元産婦人科の建物野一角で小さな自家焙煎所兼カフェを営んでいます。『8』は無限を表すインフィニティの文字にも似ているので、ご縁をくるくる回すという意味も込めて、ロゴは店名をベースに富士山や末広がりの意味も表しています。「半径200m圏内の人々のしあわせ」を胸に、日常の小さな幸せが大きな力になることを願って日々勤めています。最近は、譲ってもらったハンディブレンダーで無心にスープを作りまくっています。ピーナツバターかぼちゃスープにハマり中。

セットアップ:

抽出器具:Kakita wave 155
豆量:15g
湯量:240cc
挽き目:中挽き
湯温:90℃
抽出時間:2:20〜2:30ぐらい

手順:

  1. サーバー、カップをお湯で温める
  2. 1湯目 できるだけ粉全体にお湯が触れるよう意識して30ccほど注ぎ30秒蒸らす。
  3. 2湯目 90ccほど注ぎ、湯が落ち切るまで待つ。この間で1分20秒〜30秒経過。
  4. 3湯目 ペーパーの縁の粉にお湯を当てた後、真ん中に一点集中で120cc注ぎ、落ち切るまで待つ。

    ポイント:

    粉一粒一粒にできるだけお湯を満遍なく当てるよう意識してみてください。
    スッキリ好みなら少し荒めに、コクや濃さが欲しいときは少し細めに挽きめはお好みで調整してみてください。

    コメント:

    保育園から大学までそろった場所がら、年齢国籍さまざまなお客さまにお店の空気感もコロコロと変わる面白い日々を過ごしています。メディアのイメージで偏った印象の北九州ですが(笑)もっとカラフルで愛らしい北九州を味わいに、ぜひ遊びにいらしてください^^ 


     

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    今週の The Weekend Brew は Standart Japan 第18号スポンサーのブルーマチックジャパン、パートナーの Victoria Arduino x トーエイ工業The Roast Expert by PanasonicFAEMA x DKSHのサポートでお届けしました。


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    Standart Japan
    (執筆・編集:Takaya & Atsushi)

    #76: ランニング、だし、コーヒー

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