#4: 変わるもの、変わらないもの

おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?

今週のはじめ、Standartでも以前使っていたAsanaというプロジェクトマネジメントツールを運営する会社が、働き方に関するレポートを発表しました。

日本を含む6か国1万人以上の知的労働者を対象とした調査の結果をまとめたこのレポートによれば、就業時間の60%が、無駄な会議、メールの返信、メッセージの応答、書類やファイルの検索、重複する仕事などの「仕事のための仕事」に費やされているそう。しかも、従業員がこれらのタスクに費やしていると思っている時間 (35%) のほぼ 2倍になるんだとか。他にもなるほどと膝を打つデータが掲載されていて、客観的に自分の仕事と照らし合わせ見てみることで新しい発見があり、オフィスワーカーだけでなくとも、飲食業界で働く人にとっても視点を変えて考えてみるきっかけになるかもしれません。

今週のStandartは、先週ローンチした第13号の注文受け付けをスタートしました。詳しい内容はこちらのブログから。新しい記事のデザインはこんな感じです!

 

 

皆さんに早くお届けしたい最新号は、香港の印刷所から東京の港に到着して積卸しを待っているところです。そして、雑誌と一緒にお送りするコーヒー豆も、シドニーのArtificer Coffeeからまもなく届きます。同ブランドの共同オーナーである佐々昌二さんから、日本の読者の皆さんにメッセージもいただいていますよ! Artificer Coffeeのレシピは、こちらのブログからぜひチェックしてみてください。

雑誌とコーヒー豆が届き次第、発送を開始しますのでお楽しみに🙌

Toshi & Atsushi

 

This Week in Coffee 
世界のコーヒーニュース

中国で伸び悩むコーヒー企業、スタバの一人勝ち状態

生産国としても消費国としても近年注目度が高まっている中国。特に消費国としては、もともとお茶の文化が浸透していたことからコーヒー消費量は未だ少なく、現在年間5%の成長を遂げているというコーヒー市場の更なる拡大が期待されています。しかし、そのチャンスに目を着けた国内外の企業の参入が相次ぎ、2014年からの6年間でコーヒーやお茶の専門店の数は3倍に。さらに価格競争の激化を受けて、コカコーラ傘下のCosta Coffeeをはじめとする外資企業だけでなく、国内チェーンも思うように出店数を伸ばせていないとロイターが報じています。当然ながら個人店も価格競争とコスト高で利益が圧迫されている様子。今後も中国のコーヒー市場が拡大していくことはほぼ確実視されながらも、新たな習慣を生み出すことがどれだけ難しいことなのかが伝わってきます。ちなみにトッププレイヤーは、中国進出から20年が経ったスターバックス。中国のコーヒー市場の80%を同社が占めるというデータもあるとか。

今年の各種コーヒー世界大会が中止に

スペシャルティコーヒー協会(SCA)と各種コーヒー競技会を運営するワールド・コーヒー・イベンツ(WCE)は、今年の11月にオーストラリアのメルボルンで開催予定だった「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ」および「ワールド・ブリュワーズ・カップ」を中止すると発表しました。また10月にポーランドのワルシャワで開催が予定されているWorld of Coffeeについても中止の方向で協議を進めているとのこと。同イベントでは先述の2大会以外の競技会が行われる予定でした。世界大会に向けて長い間トレーニングを行ってきた競技者の方々にはとても残念なお知らせですが、是非来年以降の世界大会での活躍を祈っています。ちなみにWCEは過去の競技会の動画を公開しているので、世界大会がどんなものなのか気になる方はこちらをチェックしてみてください。日本代表として世界大会に参加予定の方々は以下の通りです。

バリスタ・チャンピオンシップ:石谷 貴之さん
サイフォニスト・チャンピオンシップ:中井 千香子さん
ラテアート・チャンピオンシップ:伊藤 大貴さん
カップテイスターズ・チャンピオンシップ:    村越 史茉さん
コーヒー・イン・グッド・スピリッツ・チャンピオンシップ:田中 恭平さん
コーヒー・ロースティング・チャンピオンシップ:阪田 正邦さん
ブリュワーズ・カップ:畠山 大輝さん

 

その他の気になるニュース

 

  • 第2回Virtual Coffee Festivalの動画が公開されました。コーヒー栽培から精製、焙煎、抽出、コーヒーカクテルに至るまで、さまざまなトピックがカバーされています。
  • グアテマラコーヒーを専門に扱う商社Primavera Coffeeは、COVID-19の影響に関する生産者の生の声を伝える動画シリーズを公開しました。
  • アメリカ・ワシントン州のCamber Coffeeが消費者向けのオンラインコーヒーコースを開講。第1回はカッピング、第2回は生産地域ごとのコーヒーの特徴、第3回はアイスコーヒーの淹れ方について。
  • サードウェーブのビッグスリーとも呼ばれるStomptownがヒップな動画シリーズStomptownTVをリリース。「Cooking in the Wild」最高です。
  • 農作物のマーケットプレイスを運営するSelina Wamucii によると、アフリカの国々に住むコーヒー生産者に支払われる金額は界で一番低い水準にあり、もっとも搾取されている立場にあるとのこと。
  • カナダのとある高校生がコーヒースタンドの運営で大学の学費を稼ぎ上げ、さらには若者支援を行う団体に寄付金を贈りました。大学入学後は妹がスタンドの運営を引き継ぐようです。

 

     

     

    What We're Drinking
    今週のコーヒー

     

    Coffee County
    「VIBRANT FLOW IN YOU(あなたの感覚を刺激したい)」というスローガンを掲げ、コーヒー生産者を訪ね、ダイレクトトレードを行う福岡県久留米市のコーヒーロースター。

    名前Kenya Wachuri AA 
    生産者:Wachuri Farmars Co-op Society
    生産国:ケニア
    地域ニエリ地区テトゥ
    品種:SL28, Ruiru11, Batian
    精製方法:Fully Washed
    テイスティングノート:フローラル、アプリコット、桑の実、鮮やかでシトラス、オレンジのキャンディ、滑らかなマウスフィール、ジューシー、ブラックティー
    Standartの感想:紅茶(ブラックティー)の茶葉に顔を埋めたような香り高いコーヒー。まるでコーヒーの果肉のお茶カスカラティーそのもので、果実味が溢れ出してました。蜂蜜レモンのような甘酸っぱさがたまらず、空を仰いで旨さの余韻に浸りました。

     


    Inspiration
    おすすめの本、映画、音楽、アート

    📚  こんにちは - 谷川俊太郎書店
    日本を代表する詩人・谷川俊太郎が、書いたり、撮ったり、撮られたり、詠んだり、話したり、訊いたり、答えたりする本「こんにちは」。あまり詩集など読む方ではないんですが、装丁もよく古本屋で手に入れました。冒頭、40ページ強でまとめられた谷川氏の写真集をめくりながら、「あれ、これなんの本だっけ」と不安になりますが、どこかユーモアがあってじわじわきます。俳句で気に入ったのは「ひぐらしのその日暮らしのリフレイン」。自己紹介するように謳った詩など、あまり詩に馴染みがなくても読みやすく、それぞれの詩の独特なリズムと言葉選びが一行目からその世界観に引きずり込んでくれます。言葉やバース同士に不思議な間ができる感覚があり、頭と心が軽くなるような体験ができます。(Toshi

    📖  Hacking Financeウェブサイト
    コーヒーを通して見える世界をお伝えするStandart。そのファイナンス版とも呼べるのが、2018年創刊の「Hacking Finance」です。金融の世界をもっと身近にし、業界を越えたコラボレーションを促すために生まれたこの雑誌ですが、スケートボードからアート界の闇市場、アメリカの移民政策など扱うトピックは多岐に渡ります。そしてまさか金融や経済に関する雑誌とは思えないほど遊び心に溢れるカラフルで挑戦的なデザイン。クリエイティブディレクションとデザインを担当したOut of Officeというスタジオの話によれば、80〜90年代のスケートカルチャーやハードコアパンクシーンからデザインのインスピレーションを得ているとのこと。ウェブサイトでも記事の一部が公開されています。(Atsushi


    Brewing with…
    あの人のコーヒーレシピ 

    大木彩夏 aka あやかさん
    Kurasu Kyoto1店舗目のオープニングから働き始め、今年で5年目(現在はマネージャーとして勤務)。最近チネイザン(気内臓療法)を体験してから、腸の働きに興味津々。

    セットアップ
    抽出器具:水出し用パック(お茶出し用パックなどでも代用可)とウォーターボトル
    豆量:40〜45g
    湯量:500ml
    挽き目:中細挽き(フィルターコーヒーと同じくらい)
    湯温:常温
    抽出時間:8時間以上(ひと晩程度)


    手順
    • 水出しにしたい豆をフィルターコーヒーと同じくらいの挽き目で準備し袋に入れます。
    • 常温のお水500mlの中に準備した豆を袋のまま入れます。
    • そのまま冷蔵庫などには入れず常温で8時間ほど置きます。
    • 出来上がったら、コーヒー豆を取り出して完成。冷蔵庫で保管し二日以内くらいで楽しみましょう。
      ポイント
      ▷抽出のポイント
      冷蔵庫に入れて仕込むよりも、常温で仕込んだ方があまり尖らずに優しくとろっとした味わいが感じられます。

      ▷あやかさんの一言
      Kurasu夷川店はお家で再現できるコーヒーをコンセプトにしております。ぜひ遊びに来てください!

       

       

      最近ソーシャルメディアやブログなどでThe Weekend Brewを話題にあげてくれている方々を見かけることが増え、とても嬉しいです。こちらのnoteの記事のようにThe Weekend Brewの情報をさらに深掘りしてくれている方も。まさにStandartやWeekend Brewを通して提供していきたい、会話や議論のきっかけが生まれているような印象を受け、ニュースレターを始めてよかったなと感じています。

      ということで、感想やコメントはぜひ #standartjapan のハッシュタグと共にシェアをお願いします! 質問はメールでお待ちしております。またお友達やご家族など、The Weekend Brew を一緒に楽しんでもらえそうな方にこのメールを転送していただけると嬉しいです。

      配信されたニュースレターは、こちらのアーカイブページからご覧いただけます。Standart JapanのウェブサイトInstagramFacebookもぜひチェックしてみてくださいね。


      LOVE & COFFEE✌️
      Standart Japan 

      #4: 変わるもの、変わらないもの

      国内への発送

      東京の倉庫より発送。国内のお住まいの地域にもよりますが、2~8日程度で到着します。

      季刊誌

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      コーヒー豆の付録

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