Standart Japan 第7号発売!

Standart Japan 第7号発売!

すっかり寒くなり、ホットのコーヒーが恋しい季節になってきましたね! 9~11月はSCAJや東京コーヒーフェスティバル、GOOD COFFEE FEST、Sendai Coffee Fes、COFFEE COLLECTION、日本国外だとスペインのインディペンデント・バルセロナ・コーヒー・フェスティバル、ブラジルのワールド・コーヒー・チャンピオンシップ、台湾や上海でのコーヒーイベント、オーストラリアのワールド・エアロプレス・チャンピオンシップなど、イベントが盛りだくさんでした。

チームStandartも2018年を締めくくるべく、英語版、チェコ・スロバキア語版、ロシア語版、そして日本語版のStandart  Japanの制作に取り組んでいました。そしてついに、Standart Japan  Issue 7のお披露目です。

定期購読をお申込みの方、お取扱店には1月初旬ごろから順次発送を開始する予定です。全国のカフェや書店で見かけた際は、ぜひお手にとってみてくださいね。

COFFEEチャプター

アラビカ種、ロブスタ(カネフォリア)種、リベリカ種という三大コーヒー以外にも、コーヒーにはさまざまな亜種、変種、栽培品種があることを知っている人は多いと思います。では、それらが誕生した経緯についてはどうでしょうか? 「コーヒーを耕す者たち」では、World Coffee Researchの協力のもと、品種改良の歴史をたどりながら最先端技術を使った育種の今に迫ります。

今年の夏、アラビカ種のニューヨーク先物価格が1ポンド100セントを割る、12年ぶりの安値圏に突入し大きな話題となりました。この数字は一体何を意味しているのでしょうか? 生産地の現状を伝えるChad Trewickの記事で、コーヒー農家の現状、そして何をもってコーヒー業界が現在危機的な状況にあると言われているのかについて理解を深めていきましょう。

「ブレンド用」というイメージを持たれがちなブラジルコーヒー。その一方で、今年のワールド・ブリュワーズ・カップ優勝者が使用したコーヒーはブラジル産でした。「コーヒーの国」として知られるブラジルなのに、なぜこのようなイメージを持たれてしまっているのでしょうか? もしかしたらそれはブラジルという国に対する誤解や偏見から生まれているのかも。StandartスタッフライターのSabine Parrishが真相を解き明かします。

今号特集する生産地はコスタリカ。政府主導で始まったコーヒー栽培ですが、現在では協同組合や若いバリスタの登場により、ボトムアップの動きがあちこちで見られます。積極的に国内外の市場のニーズに応えようとする同国の現在とは。

PEOPLE チャプター 

国内外のコーヒーパーソンのインタビューをお届けするMeet Your Barista。今号のゲストは、福岡県久留米市にあるCOFFEE COUNTYのオーナー、森 崇顕さんです。生産国での体験や、コーヒーとデザインを通した自己表現についてのお話しなどを伺いました。いつもとは違い、今回は森さんのパーソナリティが詰まったご自宅でインタビューを行ったので、ぜひ写真にもご注目ください。

2015年、アメリカ国外初の店舗として清澄白河ロースタリー&カフェをオープン後、すでに関西・関東に計10店舗を構えるBlue Bottle Coffee。でも他のインディペンデントなお店のように、その出発点はひと目のつかないところにある小さなガレージでした。「品質を保ちながら、コーヒービジネスを拡大できるのか?」――この大きな疑問に向き合う創業者James Freemanさんと同社の歴史を紐解いていきます。

コーヒー業界の差別や偏見にフォーカスしたシリーズ第3弾は、第6号の「シーズ・ア・レディー」に引き続き、競技会に参加する女性バリスタについて。2018年のWBCで女性初のチャンピオンに輝いたポーランド出身のAgnieszka Rojewskaバリスタや、以前Standartでも話を伺った鈴木 樹バリスタ、2018年JBCチャンピオンの山本 知子バリスタなど、国内外で女性バリスタの活躍に注目が集まっていますが、データを見てみるとまだまだ改善の余地があるということがわかってきました。

Meet Your Stockistsでは、北は岩手のNAGASAWA COFFEE、南は沖縄のOKINAWA CERRADO COFFEE BeansStoreと大きく環境の違う2店舗をご紹介。

WORLDチャプター

紅茶大国イギリスの首都ロンドン。でも実はヨーロッパで最初のコーヒーハウスが誕生したのもこの街でした。歴史学者でコーヒーハウスのツアーガイドも務めるMatthew Greenさんと、17世紀に飲まれていた油のようにドロドロした黒い液体から、イルカの解剖が行なわれていたコーヒーハウスの跡地まで、ロンドンのコーヒーの歴史を眺めていきましょう。

今飲んでいるコーヒーは今日何杯目ですか? まだ1杯目! というあなたはラッキーかもしれません。その一杯を飲み終えたら、底に残ったコーヒーをじっくり眺めてみてください。そこにはあなたの未来が映し出されているかもしれませんよ。「コーヒーカップに広がる宇宙」では、現役のコーヒー占い師、Anna-Sophia Soulisさんにコーヒー占いの歴史や作法を伺いました。

書体とフォントの違いとは? どんな場面でも使える汎用書体は存在するのか? 雑誌に最適なフォーマットとは? 毎号表紙を飾る「Standart」の書体をデザアインしたグラフィック・タイプフェイスデザイナーのPeter Biľakさんに、文字、雑誌、クリエイティビティについて、とことん話を聞きました。

そしておなじみのシティガイドの舞台はヨハネスブルグ。海外企業がなかなか進出しようとしないうちに、そこでは独自のコーヒー文化が築かれていました。

Sponsor&Partners

Standart Japan 第7号のメインスポンサーは、家庭用浄水器でお馴染みのBRITA Japan。特集記事では、同社の歴史を振り返りながら「美味しい水とは何か?」、「家庭で美味しいコーヒーを淹れるには?」といった質問に答えていきます。

Coffeeチャプターのパートナーは、1905年から世界中のバリスタを支え続けてきたVictoria Arduino。Peopleチャプターのパートナーは、前号に引き続きグリーンコーヒーインポーターのワタル株式会社。そしてWorldチャプターをサポートしてくれたのは、ドイツ発グラインドメーカーのComandanteです。みなさま、ありがとうございます!

サンプルコーヒー

お試しコーヒーは、Standart Japan創刊号でのコラボが今や懐かしい、ドイツはベルリンにあるロースター The Barnです。ヨーロッパを代表するロースターのひとつ、楽しみです。サンプルコーヒーの最適な淹れ方については、別ブログ記事にてご紹介いたしますね!

 

あなたの家に届くStandart、カフェや書店で手にとったStandartが、あなたのコーヒーライフのスタンダードになることを、Standart一同、願っています。

それでは、Standart Japanと共に、心地よい読書とカフェインの旅へ。