今号のキーワードは「ドライバー」「旗」「コーヒー」。以下では、紆余曲折の歴史を経てきた「美しき島」台湾のコーヒー産業や、鹿児島の老舗ヴォアラ珈琲の井ノ上 達也さんのキャリア、タイ直送のコーヒーを届けるアカアマコーヒージャパンの山下 夏紗さんの物語、トラベルカルチャー誌『NEUTRAL』『TRANSIT』の創刊編集長として知られるインディペンデント出版社Neutral Colors 代表・加藤 直徳さんのインタビューなど、今号の中身を一足先にご紹介………の、前に!
今号からStandartの判型がマイナーチェンジしました。およそ3年前に誌面デザインを一新したときにもお伝えしたとおり、チームStandartは読者のみなさんはもちろん、私たち自身も毎号興奮できるような雑誌をつくることを常に心がけています。
今回のサイズ変更は以前からチーム内で議論されていたもので、数か月におよぶトライアンドエラーの結果、より持ち運びやすく、そして見た目にもさらに美しい雑誌ができあがりました✌️ ページ数もなんと20ページ増量! これまでにも増して、広く、深くコーヒーの物語を伝えていきます。
それでは誕生から6年が経過し、また少し成長したStadart Japan最新号の中身をご紹介していきますよ。
Standart Japan #24
台湾
紆余曲折の歴史を経てきた「美しき島」のコーヒー産業。しかし食文化の変化や地元バリスタの活躍によって、その行く末には光が差し始めています。
ボスでいるということ
仕事をサボるために通った喫茶店でコーヒーに出会い、40年近く前にヴォアラ珈琲を創業した井ノ上 達也さん。自分を信じる力と行動力に溢れる井ノ上さんにそのキャリアを振り返ってもらいました。
針の力
ワイス・ディストリビューション・テクニックの歴史から効果的なやり方、プロとホームバリスタ向けの導入のメリットやヒントまで、世界のコーヒー専門家に聞きました。
野生のパワー
アラビカのことは一旦忘れて、雄大な自然に身を委ねてみましょう。世界に眠る130種もの野生種には、コーヒーの未来を救う可能性が秘められているのですから。
Meet Your Barista
神楽坂でアカアマコーヒージャパンを経営する山下 夏沙さんに、旅や自らの人生を表現するカフェという空間について、それから生産国で焙煎することの意味についてお話を聞きました。
見過ごされるものたち:余白
コーヒーを楽しむ環境づくりには、足し算よりも引き算が大切なのかもしれないということを、とあるカフェが気づかせてくれます。
Meet Your Guest
トラベルカルチャー誌『NEUTRAL』『TRANSIT』の創刊編集長として知られ、2019年にインディペンデントな出版社 Neutral Colors 立ち上げたる加藤 直徳さんに、雑誌や小規模出版の魅力、分かりづらいことの大切さについて聞きました。
Old vs. New
スペシャルティカフェでは主役を張るエスプレッソマシン。でも所変われば、その役目や扱いにも大きな変化が。このフォトエッセイでは異なる環境に身を置くマシンを比較していきます。
TDSの向こう側
コーヒーの分析によく用いられるリフラクトメーターで、本当にコーヒーの質は測れるのでしょうか? 私たちは何かを見落としているのかもしれません。
シャウト!
Click Coffee Worksとして、コーヒーにまつわるイベントの運営やブランドのサポートを行う古賀 由美子さんが、地元愛に欠けるコーヒーショップにもの申す。
物質論的転回
コーヒーの風味やそこから人間が感じとるもの分析するにあたり、近年「知覚科学」という学際的領域が、注目を集めています。この分野の専門家にその訳を聞きました。
有識者としてのスペシャルティバリスタ
トップバリスタが時間をかけて磨き上げきたスキルや知識は、学者のそれに匹敵すると私たちは考えています。その理由をご説明しましょう。
ケープタウン
船乗りたちが「海の酒場」と呼ぶ南アフリカの港湾都市には、美しい自然が広がっています。でもそれだけではありません。一緒に散策してその魅力を味わいつくしましょう。
SPONSOR&PARTNERS
今号のメインスポンサーは、生豆のダイレクトトレードプラットフォームを運営するTYPICA。特集記事では新イニシアティブ「TYPICA Lab」のもと、エチオピアへと旅にでた日本と韓国のロースターの足跡をたどります。
さらに今号は、誕生から10年を経てさらに進化したMythosグラインダーをリリースしたVictoria Arduino、誰もがいつでも飲めるコーヒーを届けるSwiss Water、「Made in Italy」の代名詞的存在イタルデザインとのコラボを通して生まれたFaeminaでカフェ以外の場にも高品質なコーヒーを届けるFaema、家庭用コーヒーグラインダーの最高峰と謳われる新型グラインダーをリリースしたFellowがパートナーを務めてくれました!
サンプルコーヒー
Standart Japan第24号のサンプルコーヒーを提供してくれたのは、、中国雲南省のスペシャルティコーヒーを専門に扱うコーヒーブランド、マウンテンムーバー(Mountain Mover)!
コーヒーの詳細はコーヒーページで、レシピはブログをチェック。