日本上陸は今秋、エスプレッソ・ドリップ両対応のコンパクトなマシンFaemina

日本上陸は今秋、エスプレッソ・ドリップ両対応のコンパクトなマシンFaemina

Standart Japan第21号のパートナーを務めてくれたFaemaと同ブランドの日本総代理店を務めるDKSHに、福岡と札幌で開催されたイベントや、今年日本でも販売が始まるコンパクトなエスプレッソマシンFaeminaについてお話を聞きました。

 

DKSHでは、2021年からFaema製品の取り扱いがスタートしましたが、これにはどのような背景があったのでしょうか?

DKSHは、150年以上の間マーケットエクスパンションサービスカンパニーとしてビジネスの拡大を支援してきました。Faemaは、アジアマーケットでの幅広い展開を期待して弊社にお声掛けいただきました。また、我々は、PROBATの総代理店として50年以上の実績があり、大変ありがたいことに多くのロースターやカフェとの繋がりがあります。焙煎したコーヒー豆をエスプレッソマシンで抽出する、このように一貫して提案ができることにも魅力を感じFaemaの取り扱いを開始しました。

 昨年10月は札幌で、今年3月には福岡でFaemaのマシンを間近で見られるイベントを開催されていましたよね。

私たちが出展する展示会は東京や大阪などが中心のため、他の地域でマシンを触っていただける機会があまりありませんでした。しかしStandart読者の方々ならご存じの通り、おいしいコーヒーが楽しまれているのは大都市圏だけではありません。そこで、我々が北海道や九州に行き、バリスタの皆様にマシンを触っていただくことで、よりFaemaの魅力を体感いただければとの想いでイベントを開催しました。

実際、札幌と福岡のイベントでは、多くのお客様にご来場いただきました。Faemaのマシンを通して、バリスタ同士の交流を深めたり、近くのカフェの方が顔を出してくださったり、札幌ではカフェビジネスを専攻している学生の方にも来ていただき、とても賑やかで楽しいイベントとなりました。 

北海道でのイベントの様子

  

福岡でのイベントの様子(Standart Japanのトシの姿も😉

 

昨年取り扱いがスタートしてから、これまでどんなお店にFaema製品を導入されてきましたか?

今年から本格的にショップへの導入を開始し、今のところカフェへの導入がメインとなっています。中でも世界で初めて容積式ポンプを搭載したマシン「FAEMA E61」はバリスタの心をくすぐる外観とシンプルな機能ながらもバリスタの個性を十分活かすことができるマシンでファンも多くいらっしゃいます。これまでに設置に伺ったお店は、喫茶店からモダンなカフェまでさまざまでしたが、どこも自然とお客様が集まるような温かいカフェでした。FAEMA E61の赤く光るバックパネルが、お客様とバリスタをつなぐお店のアイコン的な存在になっていったらいいなと思っています。

Standart Japan最新号では新しいマシンFaeminaをフィーチャーしましたが、日本ではいつ頃のリリースを予定されているのでしょう?

日本では、10月に開催されるSCAJ2022でFaeminaの展示とデモンストレーションを行います。その後、順次ご注文を受け付けいたしますので、お近くの方はぜひSCAJにお越しいただき、マシンに触れてみてください。

 

ヨーロッパを中心に海外市場ではすでにFaeminaの販売が開始されていますが、ユーザーからはどんな反応があるのでしょう?

ミラノデザインウィーク2021でのお披露目や2022年のロンドンコーヒーフェスティバルでの展示を受け、イタリア国内はもとより、ヨーロッパ、UAE、オーストラリアなど、幅広い地域でご好評いただいています。その背景として、エスプレッソだけでなく、ドリップコーヒーやハーブティーの抽出にも使えるFaeminaの多機能性が評価されているようです。

また、2022年のデザインウィークでは、イタリア内外のデザイナーや建築家から非常に高い評価を得ており、この製品の影響は、プロのコーヒーの世界を超えて、自宅で快適にコーヒーを楽しみたいすべてのコーヒー愛好家の生活にも広がっています。

カフェ以外の場での利用が想定されているというのは、どういった機能に反映されていますか?

Faeminaは、業務用に匹敵する性能を備えながら100Vでウォータータンク式となっています。つまり、水道工事なしでもお使いいただけるので導入のハードルは少し下がるのではないかと思っています。また、先ほどお伝えした通りドリップコーヒーも淹れられるうえ、コンパクトかつエレガントなデザインが特徴のFaeminaならホテルやライフスタイルショップ、アパレルショップなどでも場の魅力を引き立てるのに一役買ってくれると思います。場所を問わず気軽に本格的なコーヒーをお楽しみいただけるよう、私たちも精一杯サポートしてまいります。

 

この記事は、Standart Japan第21号パートナーのFaema x DKSHの提供でお届けしました。