Standart Japan 第33号のサンプルコーヒー豆はQIMA COFFEE。イギリスを拠点に、イエメン、コロンビア、エクアドルのコーヒーを取り扱う生豆インポーターです。
今回Standartの読者のために選んでくれたのは、イエメンとコロンビアの二つの産地から、コンペティションロットと呼ばれる貴重なマイクロロット。どちらのコーヒーが届くのかは、届いてからのお楽しみです。
それぞれの豆のおすすめ抽出方法をQIMA COFFEEに教えていただきました。
Yemen: Wadi Jannat - イエメン: ワディ・ジャナット
イエメンで最も肥沃で歴史ある土地のひとつから届いた、コンペティショングレードのコーヒー。イエメンのコーヒーや、複雑なプロセスのコーヒーは、一般的に溶解性が高い傾向にあります。ワディ・ジャナット・ビレッジはその両方の特徴を併せ持ち、豊かな風味を備えたロットです。
そうした特性を踏まえ、フラットベッド型ドリッパーを使い、浅めのベッド、やや低めの湯温、そしてやや短めの抽出時間で淹れることで、絹のような舌触り、紅茶のような質感、そしてこのロット特有の甘さがより際立ちます。
フレーバーノート:洋梨ソーダ、ホワイトティー、グリーングレープ、ハチミツ
プロセス:カーボニック・ハニー
品種:SL34
トレーサビリティ:ワディ・ジャナット < バダン < イブ < イエメン
標高:2,000 MASL
ワディ・ジャナットのコーヒーに関するさらに詳しい情報はQIMA COFFEE x Standartのサイトをチェック!
<おすすめの抽出方法>
使用器具:Origamiドリッパー + フラットベッドペーパーフィルター
使用量:15g
挽き目:EK 9.5 / コマンダンテ 18〜19クリック(中細挽き)
抽出比率:1:16
湯温:90〜92℃
抽出方法:
- 40g注いでブルーミング(40〜45秒)
- 1湯目:外側に広めのスパイラルで100g注湯(合計140g)、30秒待機
- 2湯目:中央に小さめのスパイラルで50g注湯(合計190g)、35秒待機
- 3湯目:同様に中心へ50g注湯(合計240g)
抽出時間:2:30〜2:40
Colombia: Rio Bamisa - コロンビア:リオ・バミサ
QIMA COFFEEのリオ・バミサシリーズを象徴するロットであり、ゲイシャ種の魅力を見事に表現した一品。
今季のリオ・バミサ / ゲイシャは特にボディ感が強く、非常に鮮やかな酸味と豊かな複雑さを持ち合わせています。円錐形のドリッパーで抽出することで、このコーヒーの鮮やかさとアロマがより引き立ちます。
フレーバーノート:メロン、ミルクチョコレート、ラズベリージュース、ブラッドオレンジ
プロセス:ナチュラル・アナエロビック
品種:ゲイシャ
トレーサビリティ:アセベド < ウィラ < コロンビア
標高:1700–1800MASL
コーヒーに関するさらに詳しい情報はQIMA COFFEE x Standartのサイトをチェック!
<おすすめの抽出方法>
使用器具:Origamiドリッパー + コーンフィルター
使用量:18g
挽き目:EK 10.3 / コマンダンテ 21〜22クリック(中挽き)
抽出比率:1:15
湯温:93〜94℃
抽出方法:
- 50g注いでブルーミング(30〜40秒待機)
- 1湯目:広めのスパイラルで70g(合計120g)、落ち切るのを待つ
- 2湯目:同様のスパイラルで80g(合計200g)、30秒待機
- 3湯目:中心に向けて70g(合計270g)
抽出時間:2:50〜3:00
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