おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?
タイミングというのは本当に不思議なもので、このところ改めて考えていた疑問の答えが目の前に突然現れるという出来事がありました。一昨日、世界各国の知識人によるスピーチ動画を配信しているアメリカの非営利団体
それはジャーナリスト・ライターの
「人生は単なる出来事の連続ではなく、自分の物語を編集して解釈し、(自分に対して)語り直すことができる」という、自分の考え方を変えるためにストーリーテリングの手法を使うことができるという新しい気づきもありました。日本語訳もあるので、気になる方はぜひ。
今週のStandart Japanは、最新号が到着した全国の皆さんから温かい声が届きハッピームード。全国発送が済むまではいつもどこか緊張感があるのですが、発送後の
そしてその最新号のリリースに合わせて、
編集長 Toshi
This Week in Coffee
世界のコーヒーニュース
Where are you looking?
ヨーロッパ各地でコーヒーフェスティバルを主催する
この記事でも触れられている
また最新のエスプレッソマシンが客寄せパンダの役割を担っていた時代は過去のものとなり、現在ではマシンを含めたコーヒー体験の 「一貫したストーリー」が求められていると主張する
先日公開したStandart Japan第14号のスポンサーブログでは、Jamesさんが開発に携わった
紡がれる文化
コロナ以前の2018年には、英国で年4%の店舗数増加が見られるなど、多くの人に愛される独立系コーヒーショップ。社会全体の消費傾向としても、スモール・独立系ビジネスのもたらす恩恵に注目が集まっています。
しかしここで浮かぶ疑問は「独立系
Standart Japan最新号の記事『焙煎が生み出す「色」』で触れているように、近年の浅煎りコーヒー文化が「深煎りの否定」という文脈の中で普及していることは明らかです。「独立系」を始めとする既存文化の否定(対抗)は、新たな文化を生み出すプロセスである一方、私たちが知識のアップデートを怠り、歴史を半永久的に否定してしまうと、否定に潜む偏見と新たな発展の可能性を見落とすこととなるのです。ここに単なる否定を超えた対抗意識と歴史的文脈の理解の必要性を感じます。これまで培われてきた歴史への深い理解と絶え間ない知識のアップデートによって、敬意をもって社会と向き合う。そんな姿勢こそが、新たなコーヒーカルチャーを紡いでいく私たち一人ひとりに問われているのかもしれません。
その他の気になるニュース
▷ SCAと非営利財団CS
▷ Dunkin’ Donutsが米国・マサチューセッツ州でコロンビア産シングルオリジンコーヒーを発売へ。昨年人気だったオリジナルブレンドの香りが楽しめるクリスマス限定コーヒーキャンドルの販売も。
▷ Sprudgeエディターチーム選りすぐりのコーヒーギフトを集めたリストが公開。日本のOrigamiシリーズも堂々のリスト入り。コーヒーが大好きなあの人、そして自分のためのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか。
▷ 低迷する市場価格に反し、気候変動、パンデミックなどの影響で増加する生産コストに悩むグアテマラ農家の様子をBloombergが伝えています。記録的な台風による被害もあり、生産コストの削減はしばらくのあいだ期待できない状況です。
▷ 普段は他人と服が被るとブルーな気分。でもその数が
What We're Drinking
今週のコーヒー
熊本城の麓にある城東町にて
生産者
|
リカルド・エルナンデス・ナランホ |
生産地域
|
コスタリカ サンホセ州 タラス(地図) |
品種
|
ティピカ |
精製方法
|
フリーウォッシュト |
テイスティングノート
|
アールグレイ、キャンディ、ブラウンシュガー、アップル、ナッツ、ミルクチョコレート
|
Standartの感想:
懐かしさがフワッとこみ上げてくる干し梅のような香り。その香りに誘われてじわりと口の中が湿ってきます。個人的にティピカ種のコーヒーが大好きなんですが、待ってましたと言わんばかりのそのドンピシャをついてくる上品で繊細なフレーバー。木からもぎ取ったばかりのアセロラを口に放り込んでひと噛みした時のような、ジューシーさと柔らかい酸味と甘みが口の中で舌にそって伸びていきます。口に含んだ瞬間から体が欲っするような、なまめかしいコーヒーでした。
Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート
Fuck You - Anette Sidor
視聴
男性と女性がどのようにあるべきで、どう行動し、どのような外見をすべきか。というジェンダー規範に中指を立てる、挑発的であり、様々な感情を掻き立てるフィルム 「Fuck You」。スウェーデン生まれのディレクター
COLORS
YouTube
色にまつわる記事が多く掲載されている
Papooz - Theatrical State of Mind
Raveena - If Only
Masego - Navajo
- Atsushi
Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ
石井 純平
aka J
北九州市小倉北区にある
セットアップ:
抽出器具:ハリオ V60
豆量:70g
湯量:740g
挽き目:中挽き
抽出温度:常温
抽出時間:15分
手順:
・140gの常温の水で15分蒸らす
・蒸らした際に落ちたコーヒーは捨てる
・200gずつ3回に分けて注ぐ
・全て落ちきったらボトルに入れる
▷ 上記は時間をかけずにできる水出しコーヒーの抽出方法
▷ 蒸らしの時に出る液体を捨てる理由は、お湯ではなく常温の水を使用してドリッパーで抽出する場合、最初の蒸らしで抽出される液体にえぐみがありすぎるため
おうちカクテルレシピ:
・(上記で)抽出した水出しコーヒー60ml
・米焼酎(SG Shochu KOME)20ml
・和梨1/4
・フレッシュレモンジュース1tsp
・シュガーシロップ1tsp
・エルダーフラワーリキュール
全てをミキサーにかけて氷を入れたお好みのグラスに注ぐ。
一言:
コーヒーやカクテルをただ楽しむだけでなく、様々なイベントや他のものと掛け合わせて体験していただけるように北九州で色々と活動しています。是非北九州に来られた際は遊びに来てください。サウナ前のコーヒーとサウナ後のコーヒーカクテルは最高です。
今週の Weekend Brew はいかがでしたか?
感想やコメントはぜひ #standartjapan のハッシュタグと共にシェアをお願いします! 質問はメールでお待ちしております。またお友達やご家族など、
過去に配信されたニュースレターは、こちらのアーカイブページからご覧いただけます。Standart JapanのウェブサイトやInstagram、Facebookもぜひチェックしてみてくださいね。
今週の Weekend Brew は Standart Japan 第14号スポンサーの Victoria Arduinox トーエイ工業、パートナーの MiiR Japan、Barista Hustle Japan、Sucafinaのサポートでお届けしました。
LOVE & COFFEE✌️
Standart Japan