#131: 家族旅行、悲鳴、コーヒー

#131: 家族旅行、悲鳴、コーヒー

おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?

全国でコーヒーイベントが続々と再開し始めています。特に暖かくなる(なってほしい)3月からは、もっと増えてきそうですね。暖かい季節に野外で開催されるコーヒーイベントは本当に気持ちがいいです。ちなみに今日は大阪で珈琲万博 vol.3、千葉ではインディーズコーヒーフェスが開催されているようですよ。ご興味ある方はぜひ。

このように全国で大小さまざまなコーヒーイベントが開催される中で、以前からコーヒー関係のイベント情報をどこかにまとめたいなぁと思っているんですが、新しいイベントが増えたり、これまで開催してきたイベントも開催を控えていたりで、なかなかタイムリーな情報をまとめられていません。

開催される方々からご連絡いただくのが情報の正確性の面でも一番なので、もし私たち宛にイベント開催のご紹介をいただけるようであれば、今後何らかの形(このニュースレターやStandart Communityなど)でご紹介できたらなぁとぼんやりと考えているところです。こういった需要はありそうでしょうか? 皆さんのご意見などお伺いできると嬉しいです。SNSでのコメントやこちらのメールへのご返信などで、皆さんの反応を聞かせてください。

イベント自体に直接伺うことはできずとも、同じコーヒー業界の仲間として、業界を盛り上げてくれるイベントをご案内させてもらうことで、私たちに微力ながらも協力できることがあれば本望です。

そして最後に、ひとつ嬉しいニュースです。以前からオンラインやオフラインの企画でご一緒させてもらっている代官山 蔦屋書店と、このThe Weekend Brewとで、「旅するコーヒー」というコラボ企画をスタートしました!蔦屋書店さん、お声がけありがとうございます!

およそ1年ほどかけてコーヒーを通じて日本全国を旅する企画で、The Weekend BrewのWhat We`re Drinkingでご紹介させていただくロースターさんが、代官山 蔦屋書店にて期間限定のポップアップを開催します。

第一弾は九州。WB#118 熊本のJUNCTION Coffee Roaster、WB#124 福岡のタリル珈琲、WB#127 大分のSafari Coffee Roasterがフィーチャーされています。お近くにお立ち寄りの際には、私もテイスティングさせていただいた九州のロースターさんの美味しいコーヒーを、よければぜひゲットしてみてください。

それでは今週も良い週末を。

編集長 Toshi

 

 

 

 

This Week in Coffee 
世界のコーヒーニュース

ブラックボックスの透明化に向けて

非営利団体ゴーファンドビーンズが、以前紹介したコーヒー業界の給与に関するアンケートの結果を公開しました。このアンケートは、パンデミック以降の業界内の給与格差や、バリスタの属性と給与の相関性、職場環境への満足度などを把握するために実施され、計240人(時間給労働者: 160人、正社員: 80人)の回答をもとに、各地域の生活コストを勘案した上で分析が行われました。

その結果、特にカフェのマネージャーやヘッドロースターなどの役職では、仕事内容が同じでも、正社員が時間給従業員の約2倍の収入を得ていることが分かりました。また92%の正社員は何らかの福利厚生(健康保険や有給休暇など)を保証されている一方、時給労働者の38%は福利厚生を受けていませんでした。職種をバリスタに絞ると、週次の平均労働時間は26時間であるものの、雇用主からは勤務スケジュールを含めフルタイムの社員と同じ水準の働きを求められることも多く、その結果、時間給労働者の副業収入の機会の損失に繋がっているとの指摘も。また全体として、時間給労働者の49%、正規社員の20%が、毎月の生活費の支払いに苦労していると回答しています。

現在ゴーファンドビーンズは、回答者のデータと各地域の生活コストを照らし合わせたマップを編纂中で、完成次第情報が公開される予定。今後もニュースレターを通じて、アップデートの共有やその手法について共有していきます。

 

気になるニュース

▷  コスタリカで初めて、女性バリスタに焦点を当てた競技会(バリスタチャンピオンシップとカップテイスターズ)が開催されます。本大会の優勝者は、自動的に世界大会へと続く既存のナショナルチャンピオンシップへの出場権が与えられます。

▷ 米国国際開発庁(USAID)と食品商社のオーファイが、ペルーのコーヒーセクターへの支援に向けた約10.8億円の投資ファンドを設立。同基金は、昨年USAIDがペルーのコーヒー小規模農家の収益拡大等を目的に開始した、5年間の資金援助プロジェクトの一環として立ち上げられました。

▷ 先日、エスプレッソマシンを含む本社備品のオークションを開催したツイッター。福利厚生も簡素化が進む中、本社に勤める社員からは、「(今のオフィスには)世に存在しうる最悪のコーヒーマシンが設置されている」という悲鳴の声も。一体何が置かれているのかちょっと気になる……。

▷ 毎号世界中の「バランスのとれた良いブランド」を1つ紹介する韓国発のブランドドキュメントマガジン・マガジンBの最新号で、京都発の% Arabicaが特集されています。

▷ あるカップルがスターバックスでコーヒーをテイクアウトしたところ、約59万6000円(うち59万5000円がチップ)も支払っていたことがあとになって発覚。返金手続きがスムーズにいかず、その結果予定していたタイへの家族旅行はキャンセルに。航空券の返金オプションも選択していなかったため、航空券代だけが空の彼方へ……レシートはもちろん、航空券のオプションの確認も忘れずに。

物足りないあなたへ

スプラッジにて2023年版コペンハーゲン・コーヒーガイドが公開されました。韓国で新たなAIコーヒーロボが登場。3月30日〜4月1日に「アムステルダム・コーヒーフェスティバル」が、5月13~15日に「ル・パリ・カフェ・フェスティバル」が開催されます。

 

 

What We're Drinking
今週のコーヒー

 

さとやまコーヒー 秋田(地図

ダイレクトトレードのコーヒーブランドです。産地に足を運び、確かな品質で環境にも優しいコーヒーを直輸入しています。生産と消費の距離を縮め、生産情報を”追う”から”楽しむ”を目指すべく「From Hands To Hands」の標語を掲げて挑戦中です。

 

生産者 Syoumさん一家と農園に従事する生産者さん達

生産地域:エチオピア オロミア州グジ県ワメナ(地図

品種原生種 (heirloom) JARC 74112

精製方法ハニー(ミュージレージ25%, 14日間の天日干し, 60日間のRest Time)

テイスティングノート
レモン, はちみつ, 紅茶, クリーン, スウィート

編集長のコメント:

図らずも、先週珍しいといった割に今週も続けてご紹介となるエチオピアのハニープロセス。お湯を注いだカッピングボールからは、甘さを感じる花の蜜のような香り、乾燥させたみかんの皮、紅茶の茶葉、そしてほんのり線香のような香り。落ち着いた雰囲気があり、ふわった目の前に広がった情景は実家の畳部屋でくつろいでいる様子。一口啜ると、そのほっこりした雰囲気がそのまま液体に乗っかってきたような、安心感とバランスの良さを感じます。刺激のないいい塩梅のレモンを彷彿とさせる酸味と、蜂蜜をしっかりと感じさせる甘さとその中にある華やかさ。ブラックティーの要素もありますが、サラリというより濃縮感のある液体で、後味にはチョコレートを感じさせてくれるボディやスパイス感もあります。ふと思い出したのはコスタリカ産のチョコレート。良い酸味から奥行きあるボディが程よくまとまりがあって、飲み疲れません。毎日飲みたいコーヒーはどんなの?と聞かれたら、まさしくこれと答えてしまいたくなるコーヒーでした。ごちそうさまでした! 飲んでみたい方は、こちらからどうぞちなみにウェブサイトでは、100gあたりの原価(生豆、環境負荷対策・現地コミュニティサポート、輸送費用、梱包費用)も掲載されていて、取引をしている農家の方々としっかりとしたコミュニケーションが伺えます。

 


What's New in the Community?
Standart Communityで起きていること

 

今週のStandart Communityでは、MÖWE COFFEE ROASTERSの焙煎師まこさんが、「とあるステッカー」の再現写真をシェアしてくださいました!なんのステッカーかは、最新号を開けてみてのお楽しみ~!みなさんの再現写真もお待ちしております!ちなみに、コメント欄には惜しくも採用されなかったトシのポージングも(笑)

※Standart Japan​定期購読者の皆さんにはCommunityへの招待状をメールでお送りしています。まだの方はぜひご参加ください!

 

Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート

瞑想アプリ「Headspace」

コロナが始まる少し前に一度試してあまり長く続かなかった瞑想でしたが、Netflixのアニメーションドキュメンタリー「ヘッドスペースの瞑想ガイド」を観て、改めてスタートしてみようと思い、今年に入ってからHeadspaceアプリを使って再開しました。このアプリはヘッドスペース社が提供するサービスで、元仏教僧侶でベストセラー作家でもあるヘッドスペース社の共同創業者アンディ・プディコム氏が、瞑想をわかりやすく解説して指導してくれます。(7000万人以上のメンバーがいるんだとか!)瞑想の指導だけでなく、瞑想にまつわる様々なトピックを紹介してくれるショートエピソードトークなどがあり、毎日20分ほどですが、気持ちを安らげてくれてさらに学びのある時間になっています。4年前から利用しているエクササイズアプリFreeleticsもそうですが、ゲーム感覚で楽しみながら習慣にしていくゲーミフィケーションを応用したトレーニングはやりがいがあり、さらにジムや教室などにいくのが億劫な僕にとってはとても相性がいいです。再開して程なくして改めて彼の2012年のTEDトーを見返してみましたが、アプリ内で学んでいることのエッセンスが詰まっていて、10年以上経った今でも変わらないビジョンがみて取れます。瞑想気になってたという方は、おすすめです。

 

Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ 

 

水井 裕由  

野沢温泉村出身。神職、サラリーマンをしながら現在は信州中野市にて″SUNMOON COFFEE店舗の無い自家焙煎コーヒー屋"としてイベント出店を中心に活動しています。オーガニックに興味を持ち、オーガニックコーヒーの焙煎、そしてお客様に喜んでもらいたいと2年前に始めたコーヒー屋。毎日Instagramにて日々の活動をUPしています。もしも将来、店舗を構えるとしたら外観より室内から見える景色にこだわりを持った店舗にしたいなと考えています。

5 questions

今気になっている問いは?

「みんながみんなアイデアやセンスを持っていない」

アイデアやデザインなど自分のセンスや感覚を信じて1から生み出そうとしますが、思い付かず時間ばかりが経ってしまう。
尊敬する人や良いなと思う人、誰かのまねをして学ぶ事を日々意識しています。何事も持続する事が大切。悩まずもっとまねをしてそこから自分の形や理想に近づければ良いと思います。

お気に入りの場所は?

「ボンゴの車内」

バンライフに憧れてマツダのボンゴを購入し、バンライフ仕様に。春夏秋冬の景色を車内から眺めながらコーヒーを飲む時間が心地よさと幸せを感じます。

譲れないこだわりは?

「日常の何気ない事にワクワクする」

雪が降ってきた。花が咲いた。日暮の鳥の鳴き声。楽しさや心地よさ、風景や人。自分の感性を広げてワクワクする事で毎日が心地よく上向きに暮らせると思います。また、それをsnsで発信すると共感してくれる人がいるのも小さなワクワクです。

今誰と一緒にコーヒーを飲みたい?

「コーヒー好きのこどもたち」

イベント出店をしてると時々、小学生や中学生がコーヒーを注文してくれます。お母さんに?と聞くと、僕が飲みたいんです!コーヒーが大好きなんです!と。コーヒーの魅力やきっかけなど、こどもの純粋な気持ちを聞きながらゆっくりとコーヒーを飲みたいです。

あなたのギルティープレジャーを教えてください。

みそ汁作り。土井善晴さんの本を読んだ影響でハマってます。(影響されやすいので)

 

Fancy a refill?
編集後記 

Standartに何度か寄稿してくださっている大山崎コーヒーロースターズの中村 佳太さんが先日、「ChatGPTで自分の店についてきいてみたら面白いことになったと題したポッドキャストを公開されていて笑えたので、StandartのこともChatGPTに聞いてみました。その結果がこちら。

 

いやーおしい! 結構合ってるけど全く違うところもある。さて、どこが間違っているか皆さんは分かりますか?

 Atsushi

 


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今週の The Weekend Brew は Standart Japan 第23号スポンサーのComandante、パートナーの Victoria Arduino x トーエイ工業TYPICAProbat x DKSHMiiROATSIDEのサポートでお届けしました

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Standart Japan
(執筆・編集:Takaya & Atsushi)