#101: バルーン、Twitter、コーヒー

おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?

先週のThe Weekend Brew 100回目記念では、多くの皆さんからお祝いの言葉をSNSやメール、口頭でいただきました。こんなにも気にかけてくださる方がいるんだなぁと、本当に嬉しくなりました。改めて皆さんいつもありがとうございます。(初収録のポッドキャストも「聞いたよ!」と言ってくださる方も多く、結構長いのによく聞いてくれたなぁと感動したほどです)

さて、今日は先週チラッとお話したもう一つのアニバーサリー企画について。The Weekend Brewを読んでくださっている皆さんが、「I am a Weekend Brewer!」という主張をチラつかせることができるようにオリジナルステッカーを作りました。こんな感じ👇

What We're Drinkingのセクションでこれまでコーヒーをご用意してくださったロースター101店舗に、今週ステッカーをお送りしました。各店舗10枚ほどになりますが、お近くの方はぜひコーヒーを飲みに行って(ご注文お願いします🙏)、ステッカーについて尋ねてみてください。

ロースターの皆さん、勝手にステッカーをお送りしておきながらこんなお願いまで恐縮ですが、もしコーヒーを頼まれた方で、ステッカーをご希望の方がいらっしゃいましたら、プレゼントしてもらえませんか? ご協力お願いできますと幸いです! ちなみに、これまでのニュースレターでご紹介したコーヒーロースターさんはこちらの地図でご確認ください

「Weekend Brewer」の皆さん同士がコーヒーショップで出会った時に、「君も?私も!」とコミュニケーションが取れるきっかけになれば嬉しいですし、ご協力してくださったロースターさんのお店に足を運んでもらえるのはもっと嬉しいです。もしステッカーをゲットした方がいたら、ぜひ立ち寄られたコーヒーショップや @standartmag_jpをタグ付けしてシャウトアウトしてもらえると、Standart Japan一同飛んで喜びます😉

ポッドキャストに続き、ニュースレターを飛び出したこのプチ企画。コーヒーラバーの皆さんに楽しんでもらえると嬉しいです。

それでは今週も良い週末を。

編集長 Toshi



 

 

This Week in Coffee 
世界のコーヒーニュース

空の旅の演出家

7月1日、米国の空港では保安検査場の通過人数が約250万人に達し、2020年2月以来の最高値を記録しました。少しずつ空の旅が活気を取り戻し、上空で飲まれるコーヒーの数も増えているのかも、とついつい想像が膨らみます。長年その質に関しては厳しい意見が飛び交う機内コーヒーですが、最近では一部の航空会社がその改善に取り組んでいるそうです。

LCCの登場以降、激しい価格競争が続く航空市場では、現在多くの企業がビジネスクラスをターゲットとした高付加価値戦略に乗り出しています。そんな企業のプレミアム戦略と、コーヒーの品質向上や透明性を求める消費者のニーズによって、ビジネスクラスを中心に機内コーヒーのスペシャリティ化が進んでいるのです。しかも、例えばハワイ航空ならハワイのロースターの豆を、エチオピア航空ならエチオピア産コーヒーを提供するといった形で、ローカルブランドのプロモーションや、各エアライン独自の空の旅の演出に機内コーヒーが活用されています。

以前紹介した冷凍コーヒー「Cometeer」も、透明性を確保しつつ多様なローカル性を紹介するために各地のロースターと連携を図っていましたが、出発・目的地との関連性をイメージしやすいフライトとコーヒーの組み合わせは新たな価値の創造を予感させます。

 

気になるニュース

▷ サウジアラビア政府が100%出資する公的投資基金 (PIF)が、中東、北アフリカ、中央アジア地域におけるスターバックス・フランチャイズの株式取得を検討中以前のニュースレターで触れた、PIFによるサウジアラビア産コーヒーの認知向上に向けた取り組みとの関連が示唆されています。

▷ エチオピア政府が推進する石炭事業拡大によって、アラビカ種が自生するヤユ(Yayu)地域の開発が進行中10年前に始まり一旦は中止に追い込まれたものの、外貨準備不足を受けて再開された同プロジェクト。生物多様性や周辺コミュニティへの健康被害が懸念されています。

▷ 大規模な漏水被害によって長期休業中の逗子・BREATHER COFFEEが営業再開に向けクラウドファンディングを開始。プロジェクトの詳細はこちらから。

▷ 北海道を拠点とするユートピアアグリカルチャーが、放牧牛乳や平飼い卵の体験型サブスクを開始。放牧・再生型農業に関する記事やレシピをまとめた冊子が同封され、おいしさと情報を届ける”体験型”の仕様になっています。アニマルレス化が進む中、注目したい畜産業界の動きです。

▷ 先日、TwitterのCEOアグラワル氏が同社ロンドンオフィスを訪問。イベントの合間を縫って、CFOと共にカウンターに立って社員にコーヒーとクッキーを振る舞いました。

物足りないあなたへ

NBAプレーヤーJimmy Buttler率いるコーヒーブランド「Big Face」の次なる一手はアイスクリーム。米国の7-Elevenが、PB&J (ピーナッツバター&ジェリー)をモチーフにしたカプチーノを夏季限定で発売。豪州・クイーンズランドでは、使い捨てプラスチック禁止の本格化に向け、来年度バルーンリリーが規制される見通しです。

 

 

What We're Drinking
今週のコーヒー

 

medel coffee 鳥取地図

自動車のボデーショップをやりながら、好きが高じて車屋の2階をコーヒー屋にしてしまいました。日々ちょっと変わった植物や器を愛でながら、自分が美味しいと思うコーヒーを追求し続けています。シングルオリジンのみを取り扱っています。生産者さんそれぞれの個性を活かし、愛で仕立てたコーヒーを気にいって頂けたら嬉しいです。

 

生産者 AMCOS  ムリバCPU

生産地域タンザニア北部マラ州タメリ地区(地図

品種ブルボン種N39

精製方法
ウォッシュト

テイスティングノート
ケニアのようなタンザニア。フレッシュトマトのような香りと明るい酸。ナッティでブラウンシュガーのような甘みとコク。赤ワインを思わせる一面も。全体的に華やかでコクがあり、爽やかな印象。

編集長のコメント:

The Weekend Brew #5以来のタンザニアで、ほぼ二年ぶりに登場したオリジンです。産地は北部で、ケニアとの国境付近。どおりでテイスティングノートにあるように、ケニアのようなタンザニアでした。冷涼な地域で造られたソーヴィニヨン・ブランのような、軽やかで豊な(ある意味攻めた)酸が個人的に好印象です。豆を挽いたそばから元気のいい酸を彷彿とさせてくれて、少し青草やオートミールのようなニュアンスも。でも口に含んだコーヒーは、強い酸味特有のトゲトゲしさはなく、切ったばかりの果汁が滴るレモン(それも瀬戸内レモンのような甘さもしっかりある)を思い出させてくれるよう。ふと浮かんだのは竹林の風景。幼少の頃遊んだ竹林で嗅いだ竹の微かな甘い香りや、みずみずしい空気を吸うような感覚、竹を折ったときの筋肉のような繊維質を思い出しました。洋梨のようなジューシーで濃縮感のある奥行きを感じ、タンザニアの面白さを再認識させてくれました。アイスにしても最高に合いそう。いいなぁ、タンザニア。ごちそうさまでした!


Artists in Residence
Standartを彩るアーティストたち

アーティスト: 

アンディ・カールトン  ウェブサイトInstagram

プロフィール:

ビジネスコンサルタント兼コーヒーアントレプレナー。1985年以降、小規模農家や協同組合のビジネス支援に携わる。2018年にはZombo Coffee Partnersを設立し、主にサブサハラアフリカ地域の小規模農家のコーヒービジネス最大化を目指している。

最新の掲載記事:

Standart Japan 第19号「ウガンダ」

 

Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート

珈琲の表現 - 蕪木祐介

The Weekend Brew #21でご紹介させてもらった「チョコレートの手引を執筆した蕪木祐介さんのコーヒーに関する著書。蕪木さんの書く文章は、コーヒーのように染み渡る余韻を感じ大好きでよく読み返すのですが、コーヒーについてや、その淹れ方から楽しみ方まで、蕪木さんが目の前でゆっくりお話してくれるように綴られていて、この「珈琲の表現」は一人でコーヒーを楽しむような豊な時間をもたらしてくれます。随分前にお店に伺ったことがあり(移転前)、その時に感じた感情がよみがえってくるようです。珈琲閑談と題された第3章は、コーヒーに携わるものとして大切なことを言葉にしてくれていて、読み返すたびにうんうんと頷くこともしばしば。本を読むとき、心に残った箇所に線を引くのですが、今回新たに引いた場所は「非効率の美味しさ」。効率的なことは大事だと認めた上で、非効率の中にこそ大切にしたい美味しさがあるというお話なんですが、まさしくこれなんだよなぁと空を仰ぎました。詳しくはぜひ本書を手に取ってみてください。レイアウトも余白が絶妙でとてもいいです。夜が蒸し暑くて眠れない夜、本棚からふと手に取った本に、ポンと背中を押されたような気がしました。



Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ 

 


高橋 誠 aka. makoto

福島県福島市出身。8年前に飲んだエチオピアナチュラルに衝撃を受け、それまで週末には必ずサーフィンをしていたのが、コーヒーを淹れたり、コーヒー店を巡ったりする週末に。2018年にRIVER BEACH COFFEE を開業。県内外のロースターからセレクトしたコーヒーを提供しています。

5 questions

今気になっている問いは?

「印象に残るコーヒー店主の佇まいとは?」

コーヒースタンドやカフェが増えてきている昨今、コーヒーの味・質はもちろんのこと、佇まいや所作など少しでも印象に残るような店主の在り方を考えてカウンターにおります。

お気に入りの場所は?

山形市内にある喫茶店 COFFEE ラヴ。

可愛い、お洒落なおばあちゃんが1人で営む昭和喫茶。モーニングが最高です。

譲れないこだわりは?

睡眠8時間。寝るのが好きですし、8時間がベストコンディションになるので。

今誰と一緒にコーヒーを飲みたい?

息子(小3なのでまだまだ先ですが)

あなたのギルティプレジャーを教えてください

コーヒー店主のくせに甘い缶コーヒーが好きだったりします。

 

Fancy a refill?
編集後記 

先日、僕が通っていた中学校のある地域を私用で十数年ぶりに訪れました。電車を降りた瞬間から、登下校時や週末の部活の練習に向かっていたときの様子が一気にフラッシュバックし、最初は感傷に浸っていましたが、用事を終えてからあたりを散歩していると、懐かしさよりも新鮮さに圧倒されました。

単純に記憶があやふやという可能性もありますし、むしろそれが大部分……な気もしますが、振り返ってみると当時は登下校に使う道も、寄り道する場所も大方決まっていて、あえていつもの道をはずれるようなことがほぼなかったんですよね。さらに目に入る物も中学生の頃とは違うので、「こんな良い雰囲気の居酒屋や喫茶店があったんだ」と疑似パラレルワールドにいるような感覚を覚えました。

僕は子どもの頃に何度か引っ越しを経験していて、辛い思い出もあるにはありましたが、こんな風にある時点で記憶が凍結した場所を訪られるのは引っ越しのおかげだな、と過去の自分に感謝しながら、帰りの電車の中でこれまで住んだ地域を地図で調べていました。

Atsushi

 


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今週の The Weekend Brew は Standart Japan 第20号スポンサーのFAEMA、パートナーの Victoria Arduino x トーエイ工業TYPICAProbatセラード珈琲MiiRのサポートでお届けしました。

LOVE & COFFEE✌️
Standart Japan
(執筆・編集:Takaya & Atsushi)

#101: バルーン、Twitter、コーヒー

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