「生豆 × 焙煎士」自分好みのコーヒーを楽しめるアプリ CROWD ROASTER

「生豆 × 焙煎士」自分好みのコーヒーを楽しめるアプリ CROWD ROASTER

世界には私たちに見いだされることを待っているすばらしいコー ヒーが存在しています。日々、焙煎機と格闘する焙煎士たちは 日夜の試行錯誤の中で最上の生豆との出逢いを切望し、焙煎士に とって「ダイヤの原石」ともいえるコーヒー豆を作る生産者たち も大自然を相手に妥協しないコーヒー作りに取り組んでいます。 CROWD ROASTER は一流焙煎士と世界の一流生産者、そしてコー ヒーラバーをつなぐ唯一無二のデジタルアプリケーションです。

アプリが生む全く新しいコーヒーの楽しみ方

CROWD ROASTER は自分好みのコーヒー豆を、 日本を代表する焙煎士たちに個人が焙煎依頼できる最先端のアプリ。焙煎士や生産者、輸入商社などのコーヒープロフェッショナルと熱狂的なコーヒーラバーとをつなぎ、革新的なコーヒー体験をもたらします。

簡単にダウンロードできるスマホアプリのほか、WEB アプリからも利用可能。アカウントを作成すればすぐにCROWD ROASTER コミュニティにログインして新たな体験を楽しめます。

CROWD ROASTER には、国内有名商社が取り扱う銘柄のほか、カップスコアが高いだけでなく、独自輸入した一般に流通していない入手困難な銘柄などCROWD ROASTER プロジェクトに参画しているコーヒー業界のフェローや焙煎士から 評価された生豆がラインナップされています。中米、南米、アフリカなどの生産国が網羅され、価格帯も焙煎豆で100 グラムあたり1,000 ~ 12,000 円台と幅広い銘柄を楽しめます。

店頭では手に入らないコーヒー

アプリ内では、常時「ローストイベント」が開催されています。その仕組みは、複数のユーザーが集まって焙煎してほしい生豆を、参加焙煎士に 「焙煎リクエスト」して焼いてもらうという、クラ ウドファンディングのようなもの。

ユーザーからのリクエストがロースターの釜容量に達すると焙煎が始まり、完了したら手元に焼き立ての焙煎豆が届けられるというシステムで、 これは今までにない画期的な仕組みだといえるでしょう。

またCROWD ROASTER アプリには生豆を購入 してストックする機能もあります。保存期限はあるものの、たとえばコミュニティの中で人気が高く、そのときに押さえておきたい銘柄は生豆の状態のまま購入しデジタルで管理できます。この仕組みによってストックしている生豆を自分の感性にマッチする焙煎士に出会えたときに焼いてもらうという斬新なオーダースタイルが可能です。

自分好みのフレーバーやローストレベルなどからローストイベントを選んだり、好きな焙煎士を独占してとっておきの生豆を焙煎してもらったり という夢のような願いもこのアプリによって叶えることができるのです。

ただし、希望する銘柄を焙煎してもらえるかどうかは、焙煎士の判断がすべて。自分のスタイル ではそのコーヒーがおいしくならないと判断した ら、焙煎依頼をしたとしてもオーダーを受けてくれないこともありえます。ユーザーは焙煎士に対 しての最大限の敬意を持ってコミュニケーション すべきというのがCROWD ROASTER の考え方。 そこにはCROWD ROASTER は焙煎士やコーヒー 農家という職業の認知と地位の向上を目指し、コーヒーが手元に届くまでの過程を消費者であるユーザーに正しく理解してほしいというメッセー ジが込められています。また、実際に焙煎されたコーヒー豆を味わったユーザーからの声が焙煎 に届く仕組みも搭載。この機能によって世界中の コーヒーシーンがより近いものになります。

知ることで価値観が変わる

コーヒーは飲んでみておいしいかどうかが最も 大切だと考えるCROWD ROASTER 開発チーム。 コーヒー豆の価格や焙煎士の知名度といった基準にとらわれず、本当に自分好みのコーヒーを見つけだしてほしい——そんな思いから、生産、流通、焙煎など、今まで見えにくかったコーヒーの裏側を誰もが体験できるデジタルツールの開発に至りました。

一杯のコーヒーの裏側にあるのはコーヒープロ フェッショナルたちの試行錯誤と努力の数々。果実が焙煎豆になるまでの過程を担う人々やそのコーヒーを愛してやまないユーザー同士が、アプリ上で対話しながら真剣にコーヒーを選ぶことで、コーヒーに対する価値観の変化が訪れる。 CROWD ROASTER は、エンドユーザーのコーヒー体験が変わることが業界全体を活性化させる原動力になると信じています。

まだ産声を上げたばかりのCROWD ROASTER ですが、その理念と姿勢に賛同する焙煎士や生産 者に支えられ、コーヒーをより深く感じるプラットフォームとしての進化が今後も続いていくことでしょう。 

コーヒーのプロはCROWD ROASTER をどう見ているのでしょうか?  CROWD ROASTER のアドバイザーを務める2021 年日本バリスタチャン ピオンの石谷 貴之さんと、CROWD ROASTER 登録焙煎士の木原 武蔵さん (Woodberry Coffee)、鈴木 清和さん(Glitch Coffee & Roasters)をお招き し、同サービスの感想やこれからについてお話していただきました。

石:参加焙煎士であるお二人はこのサービスを知ったときにどんな印象を持ちましたか?

木:コーヒー関連のウェブサービスやアプリは増えてきましたが、生豆と焙煎士を選べるものはなかったので、アイディア自体に新しさを 感じましたね。

鈴:率直に言うと「運営が大変そうだな」というのが第一印象でした(笑)。ただ焙煎士個人にフォーカスしている点にとても興味を持ちま したね。シェフやパティシエって店名に自分の名前を付けたり、かなり個人の名前が立っ ているじゃないですか? かたやコーヒーを見てみると、Glitch のことを知っていても僕のことは知らない人が大半だから、CROWD ROASTER を通じて焙煎士という職業の捉え方が変わるかもと期待しています。

石:僕は焙煎士の選出にも少し関わっていて、日 本全国の焙煎士個人が光る小・中規模ロース ターをできるだけ推薦したいと思っていたので、そう感じてもらえるのは嬉しいです。バリスタと焙煎士の間にさえ注目のされ方やお客さんとの距離には違いがありますからね。 ところで実際にCROWD ROASTER 向けに焙煎をされる中で、何か気づきはありましたか?

木:Woodberry では発酵系のコーヒーは扱ってないんですが、CROWD ROASTER では意識的に 変わった精製方法の豆も焼いているので、自分の焙煎士としての幅が広がる気がしますね。 それから僕と同じ生豆を他の焙煎士の方が焼いているのを見かけると、自然と身が引き締 まります。

鈴:生豆の分量を考えるとテスト焙煎が2、3 回しかできないので、「アナエロビックでエルサルバドルならこんな感じかな」と、これまでの経験を総動員して取り組むところに少し競技会のような側面を感じて、良い緊張感を生んで います。

石:焙煎士の比較はユーザーが楽しめる要素でもありますね。せっかくコーヒーを好きにな りはじめたとしても、ネットで検索すると無数のウェブショップが出てくるから、選び方が分からず結局は誰かのおすすめに従っちゃう人が多い。最初はそれで良いんですが、やがて自分の好みを深掘りしたくなったら、 CROWD ROASTER みたいに全国で活躍する 焙煎士がキュレートされていて、同じ豆を選べば焙煎の違いまで知れるというのはとても助かりますよね。

鈴:ユーザーからアプリ上でコメントをいただくこともあるんですが、みんなすごくマニアック! 店頭ではあまり聞くことがないレベルで詳細な風味についてのフィードバックをもらえるので、それを読むのも楽しいです。

木:「想定より酸が強めに出た」とか「質感が思ったより軽かった」とか、焙煎士を前にしては言いづらいであろうコメントをもらうことも あります。匿名だからこそ率直な意見を伝え られて、その一方で目的があるプラットフォー ムだから誹謗中傷などにつながらないのは、すごく良い塩梅だなと感じます。

石:ユーザー目線ではオフラインのやりとりにも良い影響があると思います。やっぱり店頭で細かな感想を伝えるのって結構ハードルが高いと思うんですよね。手元にある情報も少な いから、ある種の瞬発力が必要というか。でも例えば、ローストイベントのページにある 焙煎士のコメントを読んで、実際にそのコーヒーを飲めば、お店に行ったときに焙煎士としっかり話ができるくらいの情報を得られます。最後に、今後お二人はCROWD ROASTER のどんなところに期待していますか?

木:焙煎の違いを楽しむというのはもちろんなんですが、逆に言えば焙煎が変わることで見えてくる生豆の特徴も変わるので、もっと多くの人がさらに広く、深くコーヒーを楽しむきっかけになってくれると良いですね。

鈴:焙煎士目線だと、同じ豆を焼いて勉強会をするとか、それぞれのロースターの2番手の焙煎士がローストイベントをやるとか、焙煎士個人に注目しているからこその企画が今後生まれてくると、焙煎士にとってもユーザーにとってもさらに楽しくなりそうです。

 

この記事は、Standart Japan第22号のスポンサー、CROWD ROASTER の提供でお届けしました。

CROWD ROASTERのアプリにご興味のある方は、こちらからチェックしてみてください。