Standart Japan 第12号発売

お待たせしました。Standart Japan第12号発売です。

日本語版オリジナル記事では「オリンピズム」をテーマに、コーヒー業界内外で活躍する人たちに技を競い合うことの意味や、そこで得られるものについてお話を聞きました。

今年予定されていた東京オリンピックは残念ながら延期となってしまいましたが、オリンピズムの根底にある人類の発展や国際理解、平和・共生といった考えは、世界の人々が難局に直面している今こそ大切にしたいもの。これから私たちがどんな世界を作っていくのかについて考えるきっかけになれば嬉しいです。


COFFEEチャプター

バイアスをすくい取れ

特定の産地や品種、精製方法に対する愛は、コーヒーの知識を深める助けになる一方で、時としてコーヒーのプロの目をくらませることもあります。昔の恋人のように、あるコーヒーに夢中になったが最後。次にカッピングテーブルを前にしても、過去の記憶に捕らわれ、冷静な判断ができなくなってしまうのです。ではそんな愛ゆえのバイアスを取り除くために、プロのテイスターはどんな対策をとっているのでしょうか?

中国

消費と生産の両面でコーヒーブームが巻き起こっている中国。2016年以降、中国のスペシャルティコーヒー市場は毎年15%の成長を続けており、その勢いはとどまるところを知りません。しかし数年前までは、中国産コーヒーの95%以上が生産されている雲南省でも「スペシャルティコーヒー」という言葉さえ浸透していませんでした。ダイナミックに変化する中国のコーヒーの姿を一緒に追っていきましょう。

コーヒーの迷信

「コーヒーは、石油に次いで世界で2番目に取引されているコモディティである」「コーヒーは脱水症状を引き起こす」「コーヒーはヤギ飼いによって発見された」どこかでこんな話を耳に(目に)したことはありませんか? 実はすべて迷信だったんです……。

夜半のコーヒー

「大人の飲み物」の代名詞と言えるコーヒーとお酒、そしてその2つが混ざり合う夜の世界へ皆さんを誘います。代表的なコーヒーカクテルの誕生秘話から、スペシャルティコーヒーの豊かなフレーバーをいかにアルコールと組み合わせるかという問題に日夜取り組むバーテンダーの姿まで、盛り上がりを見せるコーヒーカクテルの今。

 

PEOPLEチャプター

Meet Your Barista

昨年、ジャパン・ブリューワーズ・カップ(JBrC)、ジャパン・ハンドドリップ・チャンピオンシップ(JHDC)で史上初の2冠を果たしたBespoke Coee Roastersの畠山 大輝さん。独学でコーヒーを学んだ彼がスキルアップの場に選んだのが競技会でした。日中は生活費を稼ぎ、それ以外の時間でコーヒーに向き合いながら日本一の座を勝ち取った畠山さんは、「自分の楽しみを共有する喜び」がその原動力だと言います。現在に至るまでの過程で、彼はどんなことを考え、学んできたのでしょうか?

ボスでいるということ

人気コーヒーポッドキャスト「Boss Barista」のファウンダーで、StandartのコントリビューターでもあるAshley Rodriguezさんが、半生を振り返りつつ彼女の生き方に大きな影響を与えた人や言葉について語ってくれました。フリーランサー向けのアドバイスは必読!

コーヒー業界におけるオリエンタリズム

現代のコーヒーシーンの特徴は、「サステナビリティ(持続可能性)」「インクルーシビティ(誰も排除しないこと)」「ダイバーシティ(多様性)」「アクセシビリティ(入手・利用しやすさ)」といったキーワードで言い表すことができます。その一方で、「アイデンティティ」と「表象」という関連する概念はあまり注目されることがなく、特に生産国に住む人々のイメージは消費の対象となってしまうことさえあります。そんな現状を『オリエンタリズム』の著者エドワード・サイードの言葉から見つめてみましょう。

競技者の肖像

どれだけスキルを磨いたとしても、否定できないことがあります。それは、どこかに自分を上回る誰かがいるということ。こんな現実を前にしながらも、毎年無数のバリスタ、焙煎士、テイスターが競技会に参加し、世界のトップパフォーマーたちと激戦を繰り広げています。彼ら、彼女らはどんな気持ちで競技会に臨んでいるのでしょうか?  世界各地のコーヒー競技者にモチベーションやトレーニング、さらには精神的な鍛錬についての話を聞きました。

Meet Your Stockist

今号はお茶どころとして有名かつ老舗コーヒー屋で溢れる島根県松江市の IMAGINE.COFFEE ROASTERY、そして日本茶専門店のスピンオフとして誕生し、ドリップバッグの製造など多方面に事業を展開する大阪府和泉市の TSUJIMOTO coffee をご紹介。

 

WORLDチャプター

Meet Your Guest

0.01秒の差で勝ち負けが決まる競泳。この競技に20年以上を費やし、日本人には無理だと言われてきた自由形短距離で世界に挑む塩浦 慎理さん。水泳50m自由形の日本記録保持者で無類のコーヒー好きの彼が、「Standartに裸の男が載るのは初めてじゃない?」なんて笑いながら、コーヒーへのこだわり、競技会への挑み方や競争の価値、情報発信の重要性などを語ってくれました。

リターン·トゥー·オリジン

オリジントリップで本当にコーヒーに対する考えは変わるのか? そんな疑問を抱えたままパナマへコーヒー旅に出かけた筆者。現地で農園や飲食店を回り、コーヒーチェリーの収穫体験までした結果、実際に彼の考えは大きく変化しました――以前ほど気軽にコーヒーを飲めなくなったのです。一体彼の中で何が起きたのでしょうか?

カートを噛もう

コーヒーのような嗜好品として、紅海地域で古くから楽しまれている「カート」。新鮮な葉には微弱な覚醒作用があることから、欧米の国々では違法薬物に指定されていますが、その判断には移民問題に絡んだ政治的な意図が垣間見えることも。中東地域の嗜好品文化を研究する文化人類学者、大坪 玲子さんによるエッセイ。

テルアビブ

ギクシャクしながらなんとか結びついた種々の物語と歴史の上に立つイスラエルの都市テルアビブ。集団主義と個人化の流れが拮抗し、伝統を生かしながら世界各地の影響を受け入れ、自分たちのやり方に固執しながらもイノベーションを生み出す――この都市のコーヒーの歴史とは、そんなテルアビブの歴史そのものと言えるかもしれません。

 

SPONSOR&PARTNERS

今号のメインスポンサーは、パナソニックのThe Roast。特集記事では、このコーヒー焙煎サブスクリプションサービスが生まれるまでの道筋をたどりつつ、コーヒーに関しては門外漢の同社がどのような未来を築こうとしているのかをご紹介します。

さらに2020年もWBCオフィシャルパートナーを務めるVictoria Arduino、世界中のコーヒーラバーに向けてサブスクリプションサービスを展開するドイツのTHE BARNがStandart Japan第12号のパートナーを務めてくれました。ありがとうございます!

 

サンプルコーヒー

第12号のサンプルコーヒーは、パートナーを務めてくれたドイツ・ベルリンのTHE BARNのもの。

ちょうど3年前の2017年にStandart Japanが創刊した際に、創刊号と共にお届けしたサンプルコーヒーを用意してくれたのもTHE BARNでした。Standartという雑誌が2015年に誕生してから、ずっと変わらない想いでいつもサポートしてくれています。

最新号と一緒にお届けするのは、THE BARN初のインドネシア産ナチュラル製法のコーヒーで、パッションフルーツやシナモン、乳酸のフレーバーが特徴。インドネシア産のコーヒーはこれまで一度もサンプルコーヒーとしてお届けしたことがなかったので、楽しみですね! Standart JapanのInstagramにオーナーのラルフさんからのメッセージも投稿するので、ぜひチェックしてみてください。

彼らのサブスクリプションサービスは日本からも利用できるので(送料無料!)、まずはこちらでお試しを!

※サンプルコーヒーをゲットできる定期購読の詳細はこちら

Standart Japan 第12号発売