SampleCoffee | Lang Biang Coffee Project
Standart Japan第25号のサンプルコーヒーを提供してくれたのは、ベトナム中部高原のランビアン山でコーヒー生産に取り組む、山岡 清威さんと少数民族K'ho族のPatさんのランビアン・コーヒープロジェクト!
Standart Japan第25号のサンプルコーヒーを提供してくれたのは、ベトナム中部高原のランビアン山でコーヒー生産に取り組む、山岡 清威さんと少数民族K'ho族のPatさんのランビアン・コーヒープロジェクト!
Vietnam - Lang Biang Mountain
Lang Biang Coffee Project(ランビアン・コーヒープロジェクト)は、ベトナム中部高原のダラット郊外にあるランビアン山エリアで、山岡 清威さんと少数民族K'ho族のPatさんが中心となり立ち上げたプロジェクトです。
今回、読者の皆さんにお届けするコーヒーは、山岡さん自ら手掛けたエアロビック・ナチュラル精製のマイクロロット。一定条件の特殊な好気性長時間発酵とランビアン山のテロワールが生み出す複雑な果実味が絡まり、従来のカティモールでは味わえないトロピカルなフレーバーと上質な酸をお楽しみください。豆の焙煎はアライズ・コーヒーロースターズ!
生産者:ランビアン・コーヒープロジェクト
産地:ベトナム ラムドン省ラックズオン県ダラット
品種:カティモール
精製方法:エアロビック・ナチュラル
標高:1500m〜1700m
ランビアン・コーヒープロジェクトについて
近年、所得の低さとベトナムの経済成長に伴い、格差は広がり農家の生活は苦しいため、コーヒー農園を手放す少数民族の農家が後を絶えません。山岡さんはコーヒーを愛するPatさんの集落と共に、ランビアンの素晴らしいコーヒーを守るためにスペシャルティコーヒーの生産を始めました。
それから10年以上の歳月を費やし、現在ではすべての生産ロットがスペシャルティコーヒーのグレードである80点以上、そしてマイクロロットは85点を超えるまでに成長しました。
ランビアン・コーヒープロジェクトでは、後継コーヒープロデューサーの育成、農園や近隣のサスティナビリティ、そして地域の生産者たちの所得改善にも取り組んでいます。山岡さんとPatさんの2人で始めたプロジェクトは、現在では6組の生産者家族、近隣の小規模農園の家族を合わせると数百人がこのプロジェクトに関与するまでになりました。
山岡さんがランビアン・コーヒープロジェクトに込めた想いは、Standart Japan 17号のMeet Your Baristaでぜひご覧ください。さらに産地での様子を山岡さんとInstagram Liveでお話しした時のアーカイブもこの機会にぜひ。
Arise Coffee Roasters
山岡さんとPatさん率いるランビアン・コーヒープロジェクトが届けてくれるマイクロロットを、Standart読者のために焙煎してくれたのは、東京の清澄白河にあるアライズ・コーヒーロースターズ。今年10周年を迎える、スペシャルティコーヒー界の老舗です。5席ほどのコンパクトな店内には、オーナーの林 大樹さんの好きなものや思い出のものがぎっしりと詰め込まれています。地元の方から旅行者やカルチャーファンまで、多くの人々が集う公民館のようなコーヒーショップ。林さんは、最新号のMeet Your Roasterでインタビュー記事にも登場してくれています。ベトナム ランビアンで山岡さんやPatさんが生産したコーヒー豆を林さんが焙煎して繋げ、読者の皆さんの元へ届けます。