今号では初の試みとして、2種類のサンプルコーヒーをご用意しています。Homeground Coffee Roastersが焙煎を手掛けたコロンビア産ウォッシュトかニカラグア産ウォッシュト、どちらのコーヒーが同封されているかは本誌が届いてからのお楽しみ。

ピハオ農園（Pijao）

コロンビアは、Homegroundにとって思い入れのある特別な産地の一つです。今回のサンプルコーヒーは、創業時から付き合いのある地元のコーヒー団体Cafe Granja La Esperanzaによって生産されました。このコーヒーには、原生林と野生動物保護地区に囲まれた土地で栽培に取り組む農家たちの物語が詰まっています。ビーン・トゥ・カップの旅とは、まさに自然と人間のクラフトマンシップのハーモニーなのです。

Pijaoは、創業当時から今日に至るまで私たちが大好きなコーヒーの一つです。ずっしりとしたボディが演出する甘みと明るさが、一日のどんな場面でも飲んだ人に寄り添い、安心感に包んでくれるはずです。

農園：Cafe Granja La Esperanza
産地：キンディオ、コロンビア
品種：カツーラ
精製方法：ウォッシュト

ポシートス農園（Los Pocitos）

中米地域のなかでも湖と火山の国として知られるニカラグアは、その豊かな土壌と数多くのマイクロクライメートから、高品質なコーヒーの宝庫と言えます。今回のサンプルコーヒーは、Saxony Estate Coffeeという生産団体が所有するFinca Los Pocitos農園で生産されました。この農園は、海抜950メートルに位置し、原生林と野生動物保護地区に囲まれたジノテガという地域にあります。
Los Pocitosは非常にウェルバランスで飲みやすく、最高の一日の始まりを彩る朝の一杯におすすめです。フレーバーと舌触りの完璧なバランスは、毎朝のルーティーンであるコーヒータイムをさらに豊かな時間にしてくれるはずです。

農園：Finca Los Pocitos
産地：ペーニャスブランカス、ニカラグア
品種：サチモール
精製方法：ウォッシュト

熱意あふれるコーヒーラバーたちによって、2017年に立ち上げられたHomeground Coffee Roasters。「シンガポールのホームバリスタコミュニティの醸成」という創業時からの変わらぬビジョンは、ホームブリューイングを念頭に厳選されたコーヒー豆のラインナップや選り抜きのコーヒー器具、誰もが気軽にコーヒー体験を共有でき、コーヒーへのさらなる探求を促す体験型店舗にも反映されています。

コーヒーは人々の会話を生み出す媒体であり、Homegroundはその空間を演出する舞台のような存在です。Homegroundでは、お客さんもホームバリスタもお互いの知識を共有し、テイスティング会で絆を深め、イベントを通じて新たなコーヒー豆や器具を試すこともできます。店舗にはさまざまな座席オプションが用意されており、大きな共用テーブルでは複数人での団欒、奥のカウンター席ではバリスタたちとコーヒー談義に花を咲かせることも可能。Homegroundでの食事やコーヒーの時間が、お店を訪れる人々の心に残るひと時になることを目指しています。