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Standart Japan 第9号発売!

Standart Japan 第9号発売!

お待たせしました!Standart Japan第9号、ついに発売です🎉

Standart Japanオリジナルの表紙は、アメリカ・ジョージア州出身のイラストレーターChris Nickelsさんによるもの。アウトドアの季節も、もう目の前ですね!今回も一足先に、最新号の内容をこちらのブログでご紹介します。

定期購読をお申込みの方、お取扱店には7月中旬ごろから順次発送を予定していますので、ぜひお楽しみに。

COFFEEチャプター

「62:3394」――この数字は何を表していると思いますか? 正解はコーヒー(64)とスイカ(3394)の品種数です。では、なぜコーヒーの品種数はこんなに少ないのでしょうか? その答えの鍵を握っているのが「農業R&D」。Issue 7から続くワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)によるシリーズの最終章は、気候変動を耐え抜くコーヒーを生み出すために必要な研究開発と、誰がその責任を負うのかについて。

Issue 8の記事「新しい値付けシステムの必要性」で触れた通り、現在業界ではコモディティ市場に頼らない値付けシステムが求められています。このニーズに気づいたアメリカ・ジョージア州エモリー大学の研究者グループが、2018年末に「Specialty Coffee Transaction Guide」と呼ばれる参考価格表のベータ版を発表。「今こそ変革を」では、このツールが生まれた背景やその有用性についてご紹介します。

お茶とコーヒーを比較するシリーズ記事の第三弾は加工(精製)について。コーヒーの世界では次々と新しい精製方法が誕生していますが、お茶も負けてはいません。あの香ばしいアロマや優しい甘味はどのように生まれるのでしょうか?

今号で特集する生産国は、複雑な地形からバリエティ豊かなコーヒーが育つグアテマラ。2012~2014年に猛威をふるったさび病で作物の3分の1が被害を受けた同国が、その後どのような未来に向かって進んでいるのかをのぞいてみましょう。

PEOPLEチャプター

今号の「Meet Your Barista」では、仙台にあるLa Casa del Caffe Bal Musettのオーナー川口 千秋さんにお話を伺いました。大学卒業後はジャズギタリストとして活動されていた川口さん。コーヒーの世界に足を踏み入れたきっかけや毎年海外を旅する理由、さらには次世代のバリスタへのメッセージなどもりだくさんの内容です。新しい道を踏み出そうとしている人にピッタリ👌

日本版オリジナルエッセイは、京都にある大山崎 COFFEE ROASTERSのオーナー中村 佳太さんによる「人工知能の時代にコーヒー焙煎家は必要か?」。人工知能(AI)が人間を超えるとされるシンギュラリティまでわずか数十年と迫るなか、人間がコーヒーを焙煎する意味とは? 「ゲシュタルト」という心理学の概念からこの問いについて考えます。

企業や組織のリーダーに光を当てる「ボスでいるということ」。今回の主役は、ワールド・エアロプレス・チャンピオンシップやシェアロースターBureaux Collectiveの創設者として知られるTim Williamsさん。常に限界に挑戦する彼の原動力とは?

「Meet Your Stockists」では、福岡のBASKING COFFEEをご紹介。

WORLDチャプター

あなたが最後に(Standart以外の😉)雑誌を開いたのはどんな場面でしたか? コンビニで気になる表紙を見かけたとき、それとも病院や役所の待合スペースでの暇つぶしに? では、最後に雑誌を買ったのはいつでしたか? さまざまなジャンルの「ウェブマガジン」が誕生したことで、紙の雑誌なんか立ち読みさえしないという人も少なくないのではないでしょうか。でも雑誌専門のオンラインショップ「Magazine isn’t dead.」を運営する高山 かおりさんは「自分の興味がないものも載っていて、そこに予期せぬ出会いや面白さがある」ことが雑誌の魅力だと言います。「Meet Your Guest」で彼女の熱い想いに耳を傾けてみましょう。

コーヒーの一大生産国として知られるコロンビアですが、映画や小説に登場するコロンビアといえば、パブロ・エスコバル率いるメデジンカルテルなど、犯罪組織のイメージが強いのも事実。「暴力の歴史」では、故郷のコロンビアを旅した筆者が、コロンビアとコーヒーと暴力の切っても切れない関係を解き明かしていきます。

世界各地の都市で日々新しいカフェやロースターが誕生するようになり、味以外での差別化がますます必要になってきました。つまり、個々の企業やお店の「ブランド」の重要性が高まってきているのです。では、ブランドとはどのように構築する(あるいは醸成される)ものなのでしょうか? さまざまなコーヒーのプロにそれぞれの考えるブランドのあり方について話を聞きました。

今回のシティプロファイルの舞台はモスクワ。アジアからヨーロッパにまたがる大国ロシアは、東西(さらには南)に位置する国々から様々な影響を受けてきましたが、コーヒーに対しては長らく否定的な姿勢を崩しませんでした。そんなロシアの首都モスクワにおけるコーヒーの歴史を、文学や言語に注目しながら眺めてみましょう。

SPONSOR&PARTNERS

今号のメインスポンサーは、カフェインレスコーヒー市場を先導するSwiss Water。「おまけ」のメニューとして扱われることも多いカフェインレスコーヒーですが、実は私たちの目の届かないところでカフェイン除去技術は着々と進化しています。特集記事では同社の独自技術「スイス・ウォーター・プロセス」についてやカフェインレスコーヒー市場の動向についてご紹介します。

Coffeeチャプターのパートナーは、1905年から世界中のバリスタを支え続け、競技会やイベントのたびにお披露目される特別カラー&デザインのマシンでも知られるVictoria Arduino。Peopleチャプターのパートナーは、前号に引き続きグリーンコーヒーインポーターのワタル株式会社。そしてWorldチャプターをサポートしてくれたのは、革新的なパルピングシステムでグアテマラの小規模農家をサポートするGOOD COFFEE FARMSです。皆さま、ありがとうございます!

サンプルコーヒー

第9号のサンプルコーヒーは、お隣台湾を拠点とするSimple Kaffa。エチオピアのイルガチェフェをご用意いただきました。世界バリスタ・チャンピオンやロースター・チャンピオンを輩出してきた彼らのコーヒーをご自宅までお届けします!

 

それでは、Standart Japanと共に、心地よい読書とカフェインの旅へ。